超自己満足小説
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「あっれ~?髪切っちゃったの?かわいいじゃん。」
「そ、そうかな・・・。」
昨日、切りたて。
なんだかまだ、落ち着かなくて、ちょっと心地悪い。
友達が、髪をいじりながら聞いてくる。
「どうしちゃったのよ、イメチェン?」
「いや、暑かったから・・・。」
さりげないふりで、答えるわたし。
昨日、初めて行く美容院で、切ってもらったんだ。
「どうしますか?」って、美容師さんが聞くから、「イメージ変えてください。」ってお願いしてみたの。
わたし、高校入ってから少しはやせてきたんだけど、それでもぽっちゃり型ってかんじのコドモ体型。
当然のように、顔も丸顔。
少しオトナっぽく変わってみたかったんだけど、これは成功?失敗?
「で、どうだったの?」
やっぱりか。
菜摘につっこまれるのは覚悟のうえだったけど。
「告られちゃったりした?」
ぶーっと噴き出しそうになり、思わず口元を押さえる。
「うそ!まさか、キスしちゃったとか??」
「なわけないでしょ!」
「紛らわしいわね、唇なんて押さえるからでしょ?」
それじゃなにかい、くしゃみしても、キスしたと考えるんかい、あんたは。
「部長、なんか言ってきたでしょ?」
「う~ん、言ってきたというか、なんというか・・・。」
「はっきりしないね。」
「うん。はっきり好きと言われたわけじゃないし。」
先輩は、好きだなんて一言も言ってない。
気になってたって言っただけ。
「でも告ってきたんだ。」
「アレが告ったことになるならね。」
菜摘があきれた顔をする。
「ああんもう。なんであんたは認識が甘いかな・・・。」
「それよりそっちはどうなのよ、出かけたんでしょ?土曜日。」
「なんで知ってんの??」
とたんに菜摘の顔が赤くなる。
「平のお母さんに聞いて・・・、あ、ごめん。出かけたって聞いただけだよ?」
「そっか・・・。」
菜摘は少し悲しそうな顔をした。
「あのね、さち・・・。」
急に声のトーンが落ちる。
でもすぐに、菜摘は首を横に振った。
「ううん、やっぱりなんでもない。」
なによその振り。
気になるじゃないのよ~~。
放課後、教室を出る時、平と行きあった。
すれ違いざま、小声で呟かれる。
「なにその髪、こけし?」
な・・・。
失礼しちゃう!!
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「そ、そうかな・・・。」
昨日、切りたて。
なんだかまだ、落ち着かなくて、ちょっと心地悪い。
友達が、髪をいじりながら聞いてくる。
「どうしちゃったのよ、イメチェン?」
「いや、暑かったから・・・。」
さりげないふりで、答えるわたし。
昨日、初めて行く美容院で、切ってもらったんだ。
「どうしますか?」って、美容師さんが聞くから、「イメージ変えてください。」ってお願いしてみたの。
わたし、高校入ってから少しはやせてきたんだけど、それでもぽっちゃり型ってかんじのコドモ体型。
当然のように、顔も丸顔。
少しオトナっぽく変わってみたかったんだけど、これは成功?失敗?
「で、どうだったの?」
やっぱりか。
菜摘につっこまれるのは覚悟のうえだったけど。
「告られちゃったりした?」
ぶーっと噴き出しそうになり、思わず口元を押さえる。
「うそ!まさか、キスしちゃったとか??」
「なわけないでしょ!」
「紛らわしいわね、唇なんて押さえるからでしょ?」
それじゃなにかい、くしゃみしても、キスしたと考えるんかい、あんたは。
「部長、なんか言ってきたでしょ?」
「う~ん、言ってきたというか、なんというか・・・。」
「はっきりしないね。」
「うん。はっきり好きと言われたわけじゃないし。」
先輩は、好きだなんて一言も言ってない。
気になってたって言っただけ。
「でも告ってきたんだ。」
「アレが告ったことになるならね。」
菜摘があきれた顔をする。
「ああんもう。なんであんたは認識が甘いかな・・・。」
「それよりそっちはどうなのよ、出かけたんでしょ?土曜日。」
「なんで知ってんの??」
とたんに菜摘の顔が赤くなる。
「平のお母さんに聞いて・・・、あ、ごめん。出かけたって聞いただけだよ?」
「そっか・・・。」
菜摘は少し悲しそうな顔をした。
「あのね、さち・・・。」
急に声のトーンが落ちる。
でもすぐに、菜摘は首を横に振った。
「ううん、やっぱりなんでもない。」
なによその振り。
気になるじゃないのよ~~。
放課後、教室を出る時、平と行きあった。
すれ違いざま、小声で呟かれる。
「なにその髪、こけし?」
な・・・。
失礼しちゃう!!
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プロフィール
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綾部 叶多
性別:
非公開