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超自己満足小説
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体育なんて、大嫌い。
わたし、自慢じゃないけど運動神経ってものが生まれつき備わってないようなのよ。
でもね、普通に体育の授業を受けるぶんには、不都合はないんだ。
できなくたって、熱血体育教師(女)はその努力を認めてくれて、赤点は免れるんだもの。
ところが。
わたしに最大のピンチがやってきた。
それは、体育授業の、プール。
命にかかわってくるじゃないの。
最初の授業は「アレです」って言って(ホントだから)、逃れることができた。
でも、生理が二週間以上も続くわけないし、やっぱり水着を着て、泳がされるはめになったのよ。

わたしも小さいころ、平と同じスイミングスクールに通わされた。
でも、プールの底に沈んだまま全く浮かび上がってこないわたしに業を煮やしたコーチは、「オタクのお嬢さんは向いてませんね」ときっぱり退学を申し付けた。
そんなわたしのすぐ横で、平がザバザバと水をかいてみせる。
悔しいったらありゃしない!!
もう二度と、水泳なんてするものかと、心に誓った。

なんなのよ、このプールは!!
うちの学校のプールは、水球仕様になっているらしく、普通より深かった。
いちばん深いところで、2メートルあるらしい。
体育の授業をするときは、底にすのこを敷いて、島のようにすのこを渡り泳ぐ。
む、無理。ゼッタイ無理。
あんなとこまで、たどり着けるはずがないわ。
「せんせー、マジで溺れちゃいますぅ・・・。」
恐る恐る言ってみたのに、教師は軽く無視。
「さあ、がんばって泳ぎきってちょうだい!」
ピーッと笛を高らかに鳴らして、教師は腰に手を当てたまま、しっかりとわたしたちを監視していた。
ううう・・・。
泣きそうになりながら、プールの端っこを伝うようにして泳ぐ。
わたし、頭いいじゃない。
こうして右手をずっと壁についていれば・・・って、え??
やだ~~!!流されてくぅ~~!!
「ぐはっ!!たすけ・・・。」
目の前が、水色に変化する。
ごぼごぼごぼ・・・・・。
足掻いても足掻いても、空気が肺に入ってこないのよ!!
もうだめ、おかあさん・・・。

わたしの腕を掴む人がいる。
だれ?先生?
誰だかわからないけど、とにかく抱きついちゃえ!!
助けてくれ~~。
わたしは必死になって、その人物にしがみついた。
がっしりした肩、厚い胸。
おとこの人だ・・・。
「がはーっ。」
空気、空気よ!!
息ができた!!
わたしは手のひらで顔を拭い、しがみついたままの人物に目を向けた。
「た、たいら??」
「おまえな・・・。」
平はわたしを抱えなおして、プールサイドへ押し上げた。
荒く息をしているわたしのそばに、プールから上がったばかりの平が立った。
手足の水をきりながら、ふてくされたように言った。
「泳げねーって、言わなかったのかよ。」
「言ったよ、言ったもん。聞いてくれなかったんだよう・・・。」
途中から、涙声になってしまった。
助かったっていう、安堵感と。
助けられちゃったっていう、情けなさと。
「北島~、大丈夫か~?」
教師の声が近づいてきた。
「悪いな西野。助かったよ。」
教師は私に保健室に行くように言ったが、わたしは断った。
「よし。努力したから、40点やろう。」
・・・命かけた割に、少なくないですか?

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プロフィール
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綾部 叶多
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当ブログについて

はじめまして。
こちらは綾部叶多が管理する妄想小説ブログです。
管理人の萌えツボをひたすら刺激するためだけの話がおいてあります。
管理人はリアル生活において低血糖なため、糖度が若干高めになっております。
お口に合いますか存じませんが、よろしければどうぞご賞味くださいませ・・・。




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