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超自己満足小説
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純は練習がハードな日ほど、俺に触れてくる。
「今日は抵抗しないのか・・・?」
「ん・・・、純が気が済むなら。」

「好きな奴目の前にして何もできねえの、けっこう辛いんだぜ。」
そう言っても、身体に触れるだけで、決して最後までしようとはしなかった。
一度「なんで?」と聞いてみた。
「してほしいのかよ。」
「そういうわけじゃないけど・・・」
「まだだ。お前がちゃんと、俺を受け入れられるようになるまで。」
そうだ。純は俺が怖がっているのを解かってる。
触れられるのにはだいぶ慣れたけど、やっぱり・・・怖い。
純が嫌いなわけじゃない。
自分が変わってしまいそうで、怖いんだ。
純はすべてお見通しで。
だから、少しずつ、少しずつ。
俺が、ちゃんと、純を受け入れられるようになるまで。

純が俺を膝に乗せ、首筋に舌を這わせる。
Tシャツの裾から入ってきた手が、胸を圧迫しているサポーターをずらし、わずかな膨らみを撫でる。
むにむにと胸に顔を埋めている姿なんて、本当に赤ちゃんみたいだ。
そのままベッドに寝かされ、服を脱がされる。
俺の嫌いな身体。けれども純は、満足そうに笑う。
「や・・・んん・・・」
胸の先端を口に含み、舌で転がされる。
自分のじゃないような声が漏れる。
やだ・・・俺、ヘンになりそうだよ・・・。
ももを擦っていた手が足の付け根にたどり着き、湿り気を確認すると指先がゆっくり俺の中に入ってきた。
「・・・あ・・・いや・・・」
痛いような、気持ちいいような、複雑な感触。
恥ずかしくて恥ずかしくて、俺は目を開けることができない。
純はきっと、俺の顔色を伺って、反応をみている。
耳元でささやかれる声を聞いた。
「・・・和希・・・好きだ・・・」
低く響く声。
俺も好きって、返したほうがいいのかな。
でもその一言がいえなくて。

いつからこんな関係になったんだろう。
始めはキスを許した。
以前とは違って、優しく、啄むようなキス。
「好きだ・・・お前を・・・一生離さない。」
違うよ、純。きっと今だけだ。
何があったのか、まだ聞いてないことばかりで俺には分からないけど、純はきっと、誰かにそばにいて欲しいんだ。
だから、今は、俺がいるから。
純の力になれるように、俺がいるから。
「だから純、他に好きな子ができたら言ってね。」
俺に女としての魅力があるなんて思ってない。
そう思って答えた言葉だった。
言った途端に、純の顔色が変わるのが分かった。
眉間に深いしわ。
切れ長の目が、さらに吊り上り、俺の後頭部を押さえ込むと、荒々しいキスが始まった。

「っんん!!・・・くはっ・・・!!」
息つく間もないほどの、激しいキス。
頭を固定している手が、背中を回り、腰にたどり着き、シャツを引き上げる。
「ま、待って!!」
抵抗する俺の手を片方の手で抑え、もう片方の手が、下着の中へ侵入してきた。
「・・・ああっ、いや!!」
脚を使って俺の身体を押さえこんだ純は、唇を首筋に、胸元に、そして肌蹴られた胸の頂に這わせた。
そしてそれを、口に含む。
「いやあ!!」
「・・・女の反応、してるじゃねーか。」
「いや!だめ!純!!」
体中を、何かが駆け巡る。
男とは違うところに指を這わせていた純は、俺の下着を抜き取ると指先を中に入れた。
「や・・・なに・・・?」
なに?なに?俺、なにされてるの?
「純、やめて・・・。」
怖い、怖い、怖い。
自分の身体が、自分のじゃないみたいで。
「はああんんっ!」
声も、自分のじゃないみたいで。
「イけよ・・・」
俺の中で動き回ってる指が、さらに加速した。
「ぃやああ・・・」
頭が痛い。
俺の身体は反り返り、目の前がぼやけて見えなくなった。

まだ震えの残っている和希の身体を抱き寄せる。
「怖かったか・・・」
こくこくと小さく頷く姿に、罪悪感が芽生える。
涙が滲んだ目元に口付けて、そうっと抱きしめる。
「悪かった。」
初めての刺激に対する反応に、恐怖を感じたのだろうか。
俺だって処女は初めてだ。
「お前があんなこと言うからだ。」
好きな子ができたら、なんて。
俺にはお前しかいないんだ。
お前はちっとも分かってない。
その身体は、どんな女よりも綺麗だ。
お前のために、俺は努力する。
お前を手放さないために、お前を幸せにするために。
だからお前も、俺のことだけ見てくれ。
俺だけを、想っていてくれ。
「和希、好きだ。」
その心も、身体も、すべて手に入れたい。
「また怖がるようなことしちまったな。悪かった。」
だが、せめて。
「触れるだけなら、かまわないか?」


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プロフィール
HN:
綾部 叶多
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非公開
自己紹介:
当ブログについて

はじめまして。
こちらは綾部叶多が管理する妄想小説ブログです。
管理人の萌えツボをひたすら刺激するためだけの話がおいてあります。
管理人はリアル生活において低血糖なため、糖度が若干高めになっております。
お口に合いますか存じませんが、よろしければどうぞご賞味くださいませ・・・。




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