超自己満足小説
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「あのさ・・・純、女性不信なんじゃなかったの?」
「お前は別だ。」
「何だよそれ。」
「女のいやらしいとこがないから。」
「・・・褒めてんの?それ。」
「ああ。」
和希はいまいち納得していない顔で、ふうんと頷いた。
「あ、そうだ。物理の課題解んないとこあったんだ。守に聞いてこよう。」
椅子から立ち上がろうとした和希を、純の手が押さえ込んだ。
「待て。」
「な、何だよ」
「部屋に行くつもりか?」
「そうだよ?」
「だめだ。」
和希はなぜ反対されるのか分からない。
「はあ?なんでだよ。」
「だめだ。ここにいろ。物理なら、俺が教えてやる。」
「無理だって。俺でもわかんないんだよ?」
「どういう意味だ。」
「そのまんまだよ。純のほうが物理の成績悪いだろ。」
「・・・」
明らかにむっとしている。
ノックする音が聞こえ、「いる?」と守の声がした。
「あ、ちょうど良いや、守・・・」
守がドアを開けるのと同時に、出ようとした和希を純が引き寄せた。
「んんん?!」
純は和希を抱き込むと、唇をふさいだ。
「んんん・・・ちょ・・・まも・・・が、見て・・・」
「黙れ。」
さらに激しくなる口づけ。
バタン、と扉の閉まる音がして、純は和希から唇を離した。
守の姿はない。
「な・・・何すんだよ!!」
純の肩を突き離して、涙目になった和希が怒鳴った。
「嫌なことはしないって言ったばかりじゃないか!」
純は、熱を帯びたような目で和希を引き寄せると言った。
「お前を渡したくないからだ。」
強く抱きしめられ、苦しそうな声をあげる。
そんな和希の首筋に、純は印を刻み込んだ。
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「お前は別だ。」
「何だよそれ。」
「女のいやらしいとこがないから。」
「・・・褒めてんの?それ。」
「ああ。」
和希はいまいち納得していない顔で、ふうんと頷いた。
「あ、そうだ。物理の課題解んないとこあったんだ。守に聞いてこよう。」
椅子から立ち上がろうとした和希を、純の手が押さえ込んだ。
「待て。」
「な、何だよ」
「部屋に行くつもりか?」
「そうだよ?」
「だめだ。」
和希はなぜ反対されるのか分からない。
「はあ?なんでだよ。」
「だめだ。ここにいろ。物理なら、俺が教えてやる。」
「無理だって。俺でもわかんないんだよ?」
「どういう意味だ。」
「そのまんまだよ。純のほうが物理の成績悪いだろ。」
「・・・」
明らかにむっとしている。
ノックする音が聞こえ、「いる?」と守の声がした。
「あ、ちょうど良いや、守・・・」
守がドアを開けるのと同時に、出ようとした和希を純が引き寄せた。
「んんん?!」
純は和希を抱き込むと、唇をふさいだ。
「んんん・・・ちょ・・・まも・・・が、見て・・・」
「黙れ。」
さらに激しくなる口づけ。
バタン、と扉の閉まる音がして、純は和希から唇を離した。
守の姿はない。
「な・・・何すんだよ!!」
純の肩を突き離して、涙目になった和希が怒鳴った。
「嫌なことはしないって言ったばかりじゃないか!」
純は、熱を帯びたような目で和希を引き寄せると言った。
「お前を渡したくないからだ。」
強く抱きしめられ、苦しそうな声をあげる。
そんな和希の首筋に、純は印を刻み込んだ。
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プロフィール
HN:
綾部 叶多
性別:
非公開