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超自己満足小説
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朝、和希が起きると、すでに純は朝錬に向った後だった。
「がんばってるじゃない。」
グラウンドに立つ純の姿を見て、和希は満足げに呟いた。

・・・真夜中。
ミシッという物音で、和希の意識が覚醒する。
暗闇にぼんやりと男の影が映る。
「純・・・?何してるの・・・。」
影が覆い被さってきて、和希の体を拘束する。
状況が飲み込めない。
「な、なに?!」
驚きで、体が動かない。
まるで金縛りにあっているようだ。
いや、実際に縛り付けられているのだが。
「?!」
口かふさがれ、熱を帯びた吐息が送り込まれる。
首を捻って唇を離し、呼吸を整えようとする。
「や・・・待ってよ、純・・・」
「黙ってろ。」
再び、さっきより深く口づけられる。
もがいた隙に舌を挿し入れ絡め取られて、意識が徐々に薄れていく。
拘束していた手を緩め、右手が体の線を伝う。
Tシャツのすそから進入し、胸元に到達しようとした時、
「や!!何すんだよ!!」
体をよじってはねのけようとした。
が、すぐに押さえ込まれる。
「うるさい。黙ってろ。見つかって困るのはお前だろ。」
「な・・・」
「かずき・・・このまま、俺のものになれ。」
「なに言ってんの?おかしいよ、純。何かあったの?」
純の手が、和希の体をまさぐる。
「お前は俺のものだ。」
「いやだ!離して!」
さらに下半身へ伸びていく。
男とは違う部分へ。
「止めて、離してよ・・・」
ジタバタともがいていた和希の目が、涙でいっぱいになっていく。
首をぶんぶん振ると、雫が飛び散り、純の頬も濡らした。
純の手が止まる。
「かずき・・・」
力なく名を呼ぶ声。
「やめてよ。」
涙を溜めた目で、睨み返した。
「なんで・・・なんでこんなことするんだよ?俺がいけないの?俺の体が、女だから?」
純は黙ったまま和希を見つめた。
逆光になって、表情が見えない。
和希は半べそをかきながら、言った。
「女遊び、やめたのかと思ってたのに。酷いよ。女なら、誰でもいいんでしょ?やりたいだけなんでしょ?いいよ、こんな体、くれてやる。」
そう言うと、目を硬く閉じて、肢体をなげ出した。

純は和希を見下ろしたまま、小さく息を吐いた。
そして和希の目にかかった前髪を除け、頬を撫でると、そっと体を離した。
そのまま部屋を出て行き、朝まで戻らなかった。


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プロフィール
HN:
綾部 叶多
性別:
非公開
自己紹介:
当ブログについて

はじめまして。
こちらは綾部叶多が管理する妄想小説ブログです。
管理人の萌えツボをひたすら刺激するためだけの話がおいてあります。
管理人はリアル生活において低血糖なため、糖度が若干高めになっております。
お口に合いますか存じませんが、よろしければどうぞご賞味くださいませ・・・。




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