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超自己満足小説
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もうちょっと、考える時間がほしかったのは確かだけれど。
吸い込まれるように、返事をしてしまったわたし。
先輩のことは嫌いじゃないんだ。
むしろ好き。
そうだな、憧れに近いのかもしれない。
成績優秀、その上人当たりが良くて人望もあるから部長なんてやってるんだろうけど。
先輩って、キラキラしてるよね。
わたしはキラキラしてるんだろうか?
先輩は、なんでわたしなんかを?

そもそも、付きあうってどうすりゃいいのよ。
いつも片思いで終わってたわたしには、恋愛の知識なんて漫画とかドラマの世界でしかないんだもん。
とりあえず、朝、待ち合わせをした。
わたしはできるだけ早起きして、寝癖なんてないように完璧に支度をし、待ち合わせの場所に向かった。
「おおおおはようございます。」
「おはよう。」
誰かが見ているわけではないのに、ギクシャクしてしまった。
先輩はクスクス笑って見ている。
そのすぐ真後ろを、見覚えのある影が。
・・・なんで睨むのよ。
私はむっとして平を睨み返した。
「どうしたの?」
「・・・いえ、なんっでもありません!行きましょ。」
わたしたちは歩き出した。

「結局つきあうことにしたわけ??」
菜摘は興味津々な顔で聞いてきた。
「うん・・・なんか、キンチョーした・・・。」
「ふ~ん、朝からラブラブ~と思ったのに。」
「それどころじゃないよ・・・」
そういえば。
わたしは菜摘が平と一緒にいるところを見たことがない。
平は朝同じ電車に乗ってるけど、菜摘と待ち合わせている様子はない。
帰りはたいてい部活があって、菜摘はわたしと一緒に帰る。
どうなってるのか聞こうとも思ったけど、わたしには言いにくいんじゃないかなって、なかなか切り出せない。
でもさ、あの時「訂正してくる」って言ったもんね。
「東山とつきあってもいいんだな」って。
だったら二人は、カレカノのはず・・・。
「菜摘は・・・」
「ほら、今日の範囲、予習してないでしょ。」
「おお!ありがと!いつもすみませんね菜摘サマ。」
英文訳を写す作業に気をとられてしまい、何を聞こうとしてたのか忘れてしまった。
もうボケが始まってるみたい・・・。

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プロフィール
HN:
綾部 叶多
性別:
非公開
自己紹介:
当ブログについて

はじめまして。
こちらは綾部叶多が管理する妄想小説ブログです。
管理人の萌えツボをひたすら刺激するためだけの話がおいてあります。
管理人はリアル生活において低血糖なため、糖度が若干高めになっております。
お口に合いますか存じませんが、よろしければどうぞご賞味くださいませ・・・。




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