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超自己満足小説
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守はふと気づいた。
和希の様子がおかしい。
顔色が良くないし、明らかに自分たちを避けている。

教室を出ていこうとするところを捕まえ、生徒会室まで引っ張って来た。
「何かあったのか?」
守は単刀直入に尋ねた。
「何があったんだ?」
和希は顔を背け、「何もない」と呟く。
「何もないって顔してないぞ。・・・純と何かあった?」
ぴくり、と肩が反応する。
しかし和希は手を振り払って言った。
「何にもないよ。守には関係ない。・・・離して。」
あんなこと、言えるわけないだろ?
純に襲われましたって言うの?
和希は黙って横を向いていた。
守は再び手首を掴みなおし、心配そうに覗きこんだ。
「俺に言えないこと?」
「・・・なんでもないって言ってるだろ。もうほっといて。守には関係ない。」
うつむいて、同じ言葉を繰り返す。
下唇を噛んでいるのが見え、守は手の力を抜いた。
和希はそのまま、出て行った。

こうなったら、もう一人に聞くしかない。
部屋の前で純を捕まえ、問いただしてみた。
「お前、和希に何をした。」
「ああ?お前には関係ねえよ。」
純は吐き捨てるように言った。
その態度に、いつになくイラついている守は、純の胸倉を掴んで顔を近づけた。
「何をしたんだって聞いてるんだ。和希の様子がおかしい。お前いったい何を・・・?」
純は守を睨み返した。
少しの間、不穏な空気が流れる。
口を開いたのは純のほうだった。
「抱いたんだよ」
「え?!なんて言・・・」
「俺はあいつを抱いた。あいつは俺のものだ。誰にも渡さない。・・・お前にもだ。」
返す言葉を失って立ちつくす守。
掴んでいた手から、力が抜ける。
純の言葉の意味を考えようとするが、頭が回らない。
「・・・どういうこと・・・」
「その言葉のまんまだ。俺のものだ。手ぇ出すな。」
手を振り払って、自室へ入っていく。
守は呆然としたまま、閉じたドアの前に立ちつくしていた。


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プロフィール
HN:
綾部 叶多
性別:
非公開
自己紹介:
当ブログについて

はじめまして。
こちらは綾部叶多が管理する妄想小説ブログです。
管理人の萌えツボをひたすら刺激するためだけの話がおいてあります。
管理人はリアル生活において低血糖なため、糖度が若干高めになっております。
お口に合いますか存じませんが、よろしければどうぞご賞味くださいませ・・・。




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